『ビーハイヴ』あとがき

※サークル会誌掲載時のあとがきに、適宜補訂、追記をいたしました。


どうもこんにちは。夕月碧(へき)です。

さて、今回の物語。the pillowsに『Beehive』という曲があります。もしかしたら米倉千尋で知ってる人もいるかも?
まあ、この曲から着想しました。テーマが「窓」と聞いたらこの曲が頭の中で流れ始めましたよ。

「窓」といいつつもはや蜂の話ですね。
そうです、Beehiveとは養蜂箱、蜂の巣という意味で、転じて繁華街や賑やかな場所という意味です。題材はありきたりですが……。
IWGP読めばそれでいいよねっていう。

なので登場人物の名前はすべてハチミツの名前なのです。
アカシアとトチ(マロニエ)、それに単花蜜と百花蜜。クローバーにセージ。本当はレンゲやサクラやリンゴやミカンにしようか迷ったけどやめました。
レンゲは第2話『ハイブリッド・サムデイ』、サクラ・リンゴ・ミカンは第4話『鎖印』に登場しますのでお楽しみに。
蜜について詳しく知りたければ宮原るり『となりのネネコさん』を読みましょう!


一連のオムニバス形式の連作『はにかんだ微笑みと失われた約束』のトップバッター、第1話目になります。
終着点がまだ定まっていないのでどうなることやらという感じですが、かなり楽しんで書いています。

2話目の最初のほうに単と百花が朧気ながら出てくるので探してみてください(たぶんすぐわかると思いますが)。

虫の話をしたかったのですが、僕は特別虫が好きというわけでもなく、ある一部の虫は好きです。
それが今回蜂をモチーフにした理由ですが、ほかに蜘蛛やクワガタなんかが好きです。
村田真哉/いふじシンセン『アラクニド』に書いたときにハマっていたというのもあります。
虫は見たり触ったり食べたりするのはアレですが、昆虫学というか、虫の特性や能力を学ぶのはとても好きです。

そしてエイズ。
なんの因果か知りませんが、この作品を書いた直後にクローン病になったわけですね。
冊子を新入生に配布する新勧イベントに入院で参加できず、とても残念だったのを記憶しています。
実はエイズに関してはあまり詳しくなく、安直に病名を出してしまって申し訳ありません。
ですが売春というテーマをやる以上、どうしても出さざるを得ませんでした。もちろんIWGPの影響がないと言えば嘘になってしまいますが、僕がこの作品で伝えたいのはエイズの深刻さでもなく売春の是非でもありません。それは読めばわかるかと思います。

まあ、実は連作の第1話目としてはとても文章が足りてないんです。
冊子に掲載するにあたりある程度の字数目安が設けられていたので仕方ないのですが。
いつか時間があったらしっかり書き直したいのですが、別段このままでも進行上は問題ないようにはなっています。
というのも、この作品を書いてる途中で連作にしようと思いつきましたからね。初めから連作用のプロットではやってない。うまく当てはめているだけという。

最終第6話までどのくらいかかるかまったくわかりませんが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。


以上です、お粗末さまでした。

2010/04/01 夕月 碧
2011/12/10 補訂、追記 夕月 碧



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