『ガラスの音色』あとがき

※作品を書いた直後のものではなく、『ガラスの音色』を書いた当時(2007年)を振り返ってのあとがきです。


「車いす」というものを象徴的に描きたかったんだろうなと思います。
一応のテーマとしては体と心のそれぞれの病です。

今回読むまで話の内容をほとんど忘れていましたが(自分で書いたくせに)、稚拙な文章のところどころに詩的な技巧的表現があって自分でびっくり。

高三の自分はこんなことを書いていたのか。
なんだか、当時の精神状態がうかがい知れてしまいますね。

実はこの作品、エピローグを初期版から微妙に変えています。
読み返してみたら、変えてない方も、変えた方もどっちも変だということに気づきました……。

なんてこったい。
あのエピローグは果たして必要なのか……?
カットしちゃおうかな、っていうか最初から完全版として書き直したいぐらい文章が拙いですね……。

でも友達からはそこそこの好評を得ました。

ピアノが置いてある理由は確かに謎ですね。
なんでそんな設定を作ったんだろう。
完全版をもし書くならちゃんとした設定を作りたいものです。

あ、そうそう、主人公の名前の読み方ですが、凌はシノグと読みます。
リョウではないです、念のため。


あとがきというより、自分で読み返して自分で感想つけているような感じですね。
3の終わり方は、いいんじゃないかな。
その分エピローグの蛇足感が否めない……………。

……書き直す、いや………。
このまま残しておきましょうか、なんとなく、当時の状況もにじみ出てますしね。

あと思ったことは、なんか『灯台のアムリタ』のプレリュード的作品のような気がするなあと。
くっつけられそうですよ、この二つ。

佳奈美をもう1人登場人物で出して、事故を一家心中にするとかね。
……無理か。
でも『灯台のアムリタ』のあとがきで書くと思うけど、もう1人いたんですよね、カットしたけど。

まあいいや。
自分ではどうでもいいやって思っていたんですけど、破綻的な設定を除けばなかなか気に入りましたよ。


自分の作品を愛せなくちゃ小説家(芸術家)にはなれないよね。

2009/04/30 Heki Yuduki



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