それは、未来的なおとぎばなし。
機械によって支配された機械都市・タキツノミタ。この広大なメガロポリスの他、周辺はただだだっ広い荒野が拡がるのみ。世界から取り残され、世界から切り取られ、世界で唯一の生き残りの都市。
そんな機械都市の外れには“記憶のごみ捨て場”という場所が存在する。都市に住む人間が自分の嫌な記憶、つらい記憶、悲しい記憶、忘れたい記憶なんかをこぞって捨てにくる。捨てられた記憶は塊となり、“記憶のごみ捨て場”に転がっている。

その“記憶のごみ捨て場”で生まれた、心を持たないキリツと、“記憶のごみ捨て場”を訪ねてきた、誰の記憶にも残っていない記憶喪失のユウヒ。
ユウヒは自分の記憶を“ごみ捨て場”で探すも見つからず、途方にくれることになる。が、ユウヒだけでなくキリツにも自分の「やりたいこと」があり、ユウヒは彼の「やりたいこと」、“記憶のごみ捨て場”の大掃除を手伝うことになる――。

負の感情とアイデンティティ・クライシスの狂気が渦巻く広大な機械都市で、二人が織りなすサイケでポップな記憶とからだの異世界SFファンタジー。




Memory.1「記憶のごみ捨て場」



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