水溜りのホップロック


 [第一章]

   00

 意味はないけど意義はある、そんなものがあるのだろうか。
 姿かたちが無下に残って、中身がぽっかり消えてしまった。
 沈んだ世界の成れの果て、青く染まった瑠璃のみち
 転がる石には苔生えぬ、跳ねる岩には雨露光る。
 誰のせいでもないのなら、どこに怒りを向ければいい?
 キミかわたしか、それともみんなか。
 すべてわたしのせいならば、死んだほうがいいのだろう。
 すべてわたしのせいならば、殺されようが仕様のない。
 跳ねる岩には涙が光る、今日の朝焼けもきれいで眩しい。
 傷つけなければならないなら、殺される前に殺してやろう。
 キミを嫌いになるのなら、好きなままで終わらせよう。
 
 ああ、わたしは、今、ここにいるよ。
 
 
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